子猫が来たぞ!

すまいるの日常

子猫がやってきました。

6月17日、一本の電話から始まります。

「子猫を保護しました。飼いたいのですが…犬は飼ったことがありますが、猫は初めてで…そちらに伺うので飼い方を教えてください。」

猫の飼育歴はそんなに長くない私たちですが、頭数だけはなかなかいるためなのか、こういった案件がたまに飛び込んできます。
「わかりました!では後で来てください。」

約束した時間に来た保護主さんの抱えた段ボールの中には、小さな小さなサバトラっぽい柄の子猫が入っていました。
ミャーミャー鳴いて、段ボールから脱走しようとしています。
「ひゃぁ~!可愛い♡」
詳しく聞くと、保護主さんのお家の近所にある廃墟の中から猫の鳴き声がして、気になって見に行ったが入り口が閉まっていたためガンガンやったら(なかなかの勇気(笑))少しだけ隙間が開いて、そこから出てきたのを保護したそうです。
まだ小さく、私たちが保護してきた子猫の中でダントツに小さいのではないか、というくらいのサイズです。
「うーん…とりあえずケージを用意してください。ご飯は…何なら食べられるのかなぁ…?」
せっかく聞きに来てくださっているのに、まったくの役立たずです。
しかし保護主さん、子猫用のミルクをもう買って与えてくれていました。あとは子猫用の缶詰やいつもお世話になっている動物病院をお勧めしました。
なるべく早めに受診してください。と伝えると、
「明後日がお休みなので、明後日行ってきます。」
と言ってくれました。
頑張ってくださいと伝えて見送り、「可愛かったねぇ。」「あれは可愛いよ。」なんて話しながら、その日は終わりました。

次の日は、警報級の大雨でした。
全国区の情報番組で土肥の名前が出て、嬉しいやら恥ずかしいやら、とにかく驚きました。(笑)
夜になり、雨も少し弱まってきたかな、というくらいの時です。電話が鳴りました。
店長が出ると、
「もう一匹子猫がいました。」
と、昨日の保護主さんからでした。
なんと、あの大雨の中、他にきょうだい猫がいるのではないかと気になり、何度も廃墟のまわりを見に行ってくれていたそうです。
そして、似たような子猫を保護してくれていました。
保護した場所はなんと…植木鉢の中です!しかも、その中で溺れていたそうです!
本当に見つけてもらえてよかった…。
明日、二匹まとめて病院に連れて行くと言ってくれました。
「しかし、猫を飼うのは初めてだから、先生に飼い方なども相談して教えてもらうけど、やっぱり二匹飼うのが無理そうならどうしましょう…保護した場所に戻したらダメですよね?」
もちろんダメです!死んでしまいます!もしどうしても無理ならうちに連れてきてください。
そう約束して電話を切りました

次の日は朝から良いお天気です。暑くなると聞いていた通り、本当に暑い日でした。
午前中に病院に行くと言っていたので、お昼からの開店の準備をしながらも気になってしまい、外ばかり見ていました。
しかし、お店の開店時間になり営業を始めても、保護主さんは現れません。
二匹とも飼うことにしたのかな?
それならそれで良いよね。
そんなことを話していると、16時過ぎ、保護主さんの車がやってきました。
段ボールの中では、一昨日の子猫と、一回り小さい似た柄の子猫が寄り添って…というよりも組み合わさって(笑)寝ていました。
「やっぱり二匹は無理そうです。本当はこの子たちを引き離したくはないですが…」
保護主さんはお父さんと二人暮らしで、お父さんの体の調子があまり良くなく頻繁に病院通いをしているそうです。今日も子猫たちの病院とお父さんの病院に行ってきたそうです。
無理に二匹飼って何かあってからでは…と、悩みに悩んで出した苦渋の決断でした。
お願いします。と帰るときも、名残惜しそうに置いていく小さいほうの子猫の頭を優しく撫でていました。
本当に二匹一緒に飼ってあげたかったのでしょう。その気持ちが痛いほどよく伝わってきました。

さて、うちに来た子猫くん、通称おチビさん。

急に一人ぼっちになり不安そうです。
さみしくないようにと入れたホワイトタイガーくんにも戸惑っています。

『あなた、だれでちか?』
保護主さんが病院で診てもらったところ、生後4週、体重214gの男の子だったそうです。
ノミがついていたので薬を付けてもらいましたが、健康だと言われました、と教えてくれました。

うちにあった離乳食をあげたところ、勢いよく食いついてくれました。
食欲があってとても安心しました。

口のまわりをべちょべちょにしながら食べる姿にキュン死しそうでした。(笑)
ミャウミャウ言いながら食べていたので、何か文句でも言っているのかな?と、笑ってしまいました。

さて、ケージに移しました。
これからしばらくは、ここがあなたのお家ですよ!

おチビさんがものすごく小さいので、そんなに大きくないケージがとても大きく見えます。(笑)
食べているとき以外あまり鳴かない、おとなしい子という印象でした。

ホワイトタイガーくんともすっかり仲良しに!
寝るときは絶対にくっついています。

あらあら!手と足の間にぎゅむっと入ってますね。(笑)
これは、…もう、反則ですね。可愛いが過ぎるぜ………😇(笑)

なんだかちょっと大変な予感がしますが、、(笑)
この天使の可愛さに癒されながら、子猫のお世話、頑張ります!!!

すべては猫様のために【Catlog】

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